パートのこんな印象
「レジコントローラー」の役割は、サービスカウンターでギフト包装や電話応対、その他さまざまなサービス業務を行ないながら、店全体の状況を見て適時、人員配置をコントロールすることです。
レジが混雑し出したら、「○○さんレジお願いします」と指示を出したり、逆にレジが空いてきたら、「○○さん倉庫にまわって下さい」と指示を出します。
その他、売場でのお客様の流れに合わせて、業務の割り振りを適切に行なうのです。
「レジコントローラーの指示には即、従う」というのがこの店のルールです。
このように、誰かにコントロールする役割を与えると、機動的な人員配置が実現します。
またその店では、その日のレジコントローラーが朝一番に売場をチェックして、優先的に補充する商品を朝礼で発表します。
さらに、乱れている売場をチェックして、朝礼で手直しの指示を出します。
レジコントローラーから朝礼で発表のあった業務は、何はさておき優先的に実行するようにしています。
その結果、機動力がグンと増したのです。
このように、その時の店の状況に合わせて機動的に人員配置を行なうためには、誰か一人に全員をコントロールする役割を与える必要があります。
それは何も正社員でなくてもかまいません。
パート社員何名かが、曜日や時間帯ごとに交替でコントローラーになってもいいのです。
あるいは、一番端のレジを担当する社員が、その時間帯のレジコントローラと決めてもかまいません。
大切なのは、コントローラーの指示には文句を言わずに即、従うというルールを全員に徹底させることです。
パート社員の多能化をすすめていくと、自分の仕事の幅をタテ・ヨコに広げることのできる社員と、ある限定された業務しかできない社員とが出てきます。
つまり、パート社員の能力差が明らかになってくるのです。
能力差が明らかになってくると、能力のあるパート社員はそれまでの時給体系に疑問を感じ始めます。
「私はあの人よりも担当する仕事の範囲が広く、一人で何役もこなしているのに、あの人と同じ時給というのは不合理だ」、「時給が変わらないのなら、あの人たちと同じように仕事をしていればいいわ」と。
このように、能力のあるパート社員がやる気をなくし、持っている力を発揮しないのは店にとっては大きなロスです。
パート社員を雇っている経営者も、貢献度の高いパート社員になら高い時給を支払ってもかまわないと考えるはずです。
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